クリス・エヴァンスがキャプテン・アメリカ役を再演する方向でマーベル・スタジオと交渉をしていると報じられた。
Deadlineの情報元によると、エヴァンスがキャプテン・アメリカの単独映画で復帰する可能性は低く、ほかのスーパーヒーロー映画にゲスト出演する可能性が高いとのことだ(『スパイダーマン:ホームカミング』にトニー・スターク役でロバート・ダウニー・Jr.が出演したように)。
契約は成立していないが、話し合いはエヴァンスが「リスキー」だと考える役への復帰という方向に進んでいるという。昨年5月にはエヴァンスが「絶対にあり得ないというわけではないけど、かなりあり得ることでもない。きちんと完結させるために、キャップは複雑な行動をしたんじゃないかな。製作チームは彼の旅を完結させるために本当に素晴らしい仕事をしてくれたと思うよ」と述べていた。
しかし、マーベルが復帰についてのアイディアを出したことから、エヴァンスはここ数カ月で復帰に対する考えを変えてきているという。この契約により、少なくとも1本、あるいは2本のプロジェクトでエヴァンスの復帰が見られるようだ。マーベルはこの報道についてコメントを発表していない。
ところがこの報道の後、エヴァンスがTwitterで肩をすくめる絵文字とともに「初めて聞いたよ」と反応。
News to me
— Chris Evans (@ChrisEvans) January 14, 2021
噂について明確に言及しているわけではないが、少なくともエヴァンス自身はMCUへの復帰に関する話題に注目しているということだ。
過去には、俳優たちがキャスティングに関する噂を否定したりはぐらかしたりしてきたが、数週間後、数カ月後にはその噂が真実だったことが判明したということがある。マッツ・ミケルセンは、自身が「ファンタスティック・ビースト」シリーズ新作でグリンデルバルド役を降板したジョニー・デップの代役になるという噂について知らなかったと述べていたが、後になって事実であることが判明した。
報道が事実だとすれば、キャップがどうやって復帰するのか、興味深い展開になるだろう。最後に彼が登場したのは『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、年老いた姿となりファルコンに盾を託していた。最も可能性が高いのは、現代よりも前の時代を舞台とした作品にキャップが登場することだ(ペギー・カーターとの日々を過ごすため過去に戻ったことから、エヴァンスは若返る必要がないと思われるため、実現性が高い)。
しかし、MCUがタイムトラベルを扱い始め、『Doctor Strange in the Multiverse of Madness(原題)』はマルチバースと予想されるため、キャップがもっとファンタジックな方法で登場することも考えられる。例えば、別の現実世界のキャップということもあり得るのではないだろうか。
当初、エヴァンスはキャプテン・アメリカ役として候補に挙がっていなかったが、ファンに愛される存在となった。また、エヴァンスは年老いたスティーブ・ロジャースを演じる予定ではなかったが、年老いた彼にぴったり合う俳優がほかにいなかったことも明かされている。
エヴァンスがアイコニックなキャップ役に復帰するのは、単なる当て推量ではないと言ってもいいのではないだろうか。マーベルはMCUで多くのプロジェクトを予定している。まずはドラマ『ワンダヴィジョン』が1月15日よりDisney+で2エピソードを日米同時配信。
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