Saturday, October 16, 2021

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志田彩良、素は演じた役とは正反対「洗濯機を回したことが一度もない」

 10月16日、映画『かそけきサンカヨウ』の公開記念舞台挨拶が都内でおこなわれ、女優の志田彩良らが登壇した。

 今作は、父の再婚と、新たな家族のなかで芽生える葛藤を描いた物語。志田は、主人公の高校生・国木田陽を演じている。

 志田が演じた陽は、日常的な家事も器用にこなす女の子だ。しかし、志田自身は「洗濯機を自分で回したことが一度もなくて」とプライベートな一面を明かした。

「このままでは、(演技で)自然な家事ができないだろうな、と。そこはなるべく嘘をつきたくないな、と思いました。

 この作品に入る前がちょうど緊急事態宣言中で、ずっと自宅にいなくてはいけない期間で『これはチャンスだ!』と思いました。

 家族に『今日から私が洗濯もご飯も、全部家事を担当するから任せて』って言って、母から洗濯のやり方を教えてもらい、料理も毎日自分で献立を考えて、家族のぶんも作りました」

 会見では、共演の鈴鹿央士との現場エピソードに華が咲いた。鈴鹿は、楽屋で仮眠をとっている際、その様子を志田に撮影されたという。

 志田は「けっこう小さめの控室だったんですよ。央士君は背もあるので、そこに大きい方が寝ている光景がすごい面白くて。部屋の半分以上を占領していて、初日のクランクインの日に寝てるのすごいな、と。なかなか勇敢な男の子だな、と思い、うさぎのフィルターつけてちょっとかわいくして撮りました」と笑顔で振り返っていた。

 役作りは、素の自分を変えていくところからはじまるのかもしれない。

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