今年で起立四百年の東海道川崎宿(川崎市川崎区)が発祥とされる「三角おむすび」のレシピコンテストの決勝を前に、市は応募総数百二十作品の中から上位二作品のおむすびを発表した。決勝は二十二日に同区宮本町の稲毛神社・公園で開かれる「東海道川崎宿場まつり」で行われ、来場者による人気投票で、優勝おむすびが決まる。(安藤恭子)
コンテストは二〇一五年から始まり、今年で九回目。市によると、江戸時代、八代将軍徳川吉宗が川崎宿に泊まった際に、おむすびを三角に握って丸いお盆に三つ並べ、徳川の葵の御紋に見立てたことから「御紋むすび」と呼ばれたとされる伝説があり、このことにちなんで始まった。
今年のコンテストでは、書類や試食の審査を経て、中村美保さん(高津区)の「ベーコン・ひじき・のらぼう菜のお祝いお結び」と、佐藤みくさん(同区)の「塩さば柚子胡椒(ゆずこしょう)マヨむすび」の二作品が決選投票に進んだ。
まつりは午前十時〜午後五時半で、雨天決行。会場で午前十一時半と午後零時半、二作品入りのおむすびパック(三百円)を計二百セット販売し、食べた人たちの投票で優勝作品を決める。午後二時半からの表彰式で結果が発表され、優勝、準優勝を含む入賞二十一作品のレシピは後日、川崎区役所のホームページで公開される。
稲毛神社神楽殿では、起立四百年記念式典が午前十時から開催。市内の人形劇団「ひとみ座」による乙女文楽が披露され、会場には食べ物の販売や昔遊びなどの体験コーナーも設ける。
川崎区の担当者は「川崎宿四百年のキックオフとなるまつり。いろいろなイベントで地域を盛り上げていくのでお立ち寄りください」と呼びかけている。
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