Wednesday, September 23, 2020

黒人女性の射殺事件、警官を起訴も死亡責任は問われず 米 - livedoor

 【ニューヨーク時事】米ケンタッキー州ルイビルで3月、自宅アパートで黒人女性の救命士ブリオナ・テイラーさん=当時(26)=が警官に射殺された事件で、同州の大陪審は発砲に関わった警官3人のうちブレット・ハンキソン容疑者(免職)のみを起訴した。

 司法当局が23日発表した。ただ、テイラーさんを死なせた罪には問われず、地元のほかニューヨークなどで抗議デモが発生。米メディアによると、ルイビルでは夜間外出禁止令が出された。

 ルイビルの23日の抗議デモでは、警官2人が撃たれ、容疑者1人が拘束された。抗議デモは複数の都市で夜も続いた。

 米国では5月にミネソタ州で起きた白人警官による黒人男性暴行死事件以来、警官の過剰な実力行使に抗議するデモが全米に拡大。テイラーさんの名前もデモのスローガンの一つになった。

 事件の特別検察官を務めたキャメロン州司法長官は警官3人のうち2人は州法で正当防衛が認められると説明。一方、ハンキソン容疑者は、発砲した銃弾がテイラーさんの隣人の部屋に達していたため、無謀な行為で隣人を危険にさらした罪に問われた。

 米メディアによると、警官3人は3月13日未明、テイラーさんの元交際相手が絡む薬物事件の捜査のため、テイラーさんのアパートの玄関を破壊。一緒にいた男性が警官を侵入者と勘違いして発砲したのに対し警官が撃ち返し、テイラーさんは6発の銃弾を受けて死亡した。居室からは薬物は見つからなかった。連邦捜査局(FBI)の捜査は続いている。 

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