どれだけ北に虐げられても「南北関係改善」最優先を止める気なし
9月22日、閣議に出席した文在寅大統領(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
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韓国と北朝鮮との海洋境界線であるNLL(北方限界線)付近で、韓国男性が北朝鮮軍によって射殺され、遺体が焼却されるという衝撃的な事件が発生した。韓国国防部の発表と韓国メディアの報道を総合して事件の全貌と韓国政府の動きを時系列でまとめると次のようになる。
銃撃、そしてガソリンを撒いて遺体焼却
<21日>
・午前11時30分頃 西海上のNLL以南に13キロ離れた海で業務遂行中だった漁業指導船の船員たちは、海洋水産部所属の公務員Aさん(47)が行方不明になった事実を確認。
・午後0時51分頃 同僚がAさんの失踪届を出す。その後、海軍と海洋警察などは20隻余りの船舶と2機の航空機を動員して精密捜索を行ったが、A氏を見つけることができず。
<22日>
・午後3時30分頃 韓国軍は監視装置を通じて北朝鮮の船舶がA氏を発見したという状況を把握した。当時、A氏は救命胴衣を着て浮遊物に乗っていた。
・午後4時40分頃 北朝鮮船舶の乗組員がA氏から漂流の経緯を確認し、「越北」との陳述を聞いたものと推定。この時、A氏は海に浮かんだまま審問を受けた模様。
・午後6時36分頃 文大統領に書面でA氏事件を最初に報告。
・午後9時頃 北朝鮮の上部から銃撃指示が下されたことを韓国軍が把握。
・午後9時40分頃 北朝鮮の取締艇、海に浮かんでいるA氏を銃撃。
・午後10時頃 北朝鮮軍、防毒マスクと防護服を着用したまま遺体に接近、ガソリンを撒いて遺体を焼却。
・午後10時30分頃 大統領府に「射殺」情報が入る。
・午後11時頃 徐旭(ソ・ウク)国防部長官および大統領府危機管理センターが緊急会議を開く。
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