女優の杉咲花(23)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は22日から第16週に入る。
朝ドラ通算103作目。タイトルの「おちょやん」は“おちょぼさん”が訛り、茶屋や料亭などで働く小さい女中さんを意味する大阪ことば。女中奉公の8年間がヒロインの原点になっていることの象徴として採用された。TBS日曜劇場「半沢直樹」(2013年)「下町ロケット」(15年)「陸王」、テレビ朝日「家政夫のミタゾノ」などのヒット作を生んだ脚本家の八津弘幸氏(49)が手掛け、朝ドラ初挑戦となるオリジナル作品。明治の末、大阪・南河内の貧しい家に生まれた少女・竹井千代(杉咲)が芝居の世界に魅了されて女優を目指し、のちに「大阪のお母さん」と呼ばれる上方のコメディエンヌになる姿を描く。
主題歌はシンガー・ソングライターの秦基博(40)が書き下ろした「泣き笑いのエピソード」。語りは落語家の桂吉弥(50)が黒衣(くろご)役(観客からは見えないという約束事の下に舞台上に現れ、芝居の手助けをする人)として務める。
第16週(3月22日~3月26日)は「お母ちゃんて呼んでみ」。
昭和12年12月、千代(杉咲)の父、テルヲ(トータス松本)が亡くなって5年がたち、千代は30歳になった。その年の夏に始まった日中戦争で日本軍は勝ち続け、日本中が沸いていた。鶴亀家庭劇でも戦争を題材とした愛国ものの芝居「頑張れ!集配婆さん」が人気となっていた。そんなとき、千代は新派出身の子役、松島寛治をしばらく預かってほしいと、鶴亀株式会社の熊田(西川忠志)から頼まれる。寛治に母はおらず、父を亡くしたばかりだった。千代と一平(成田凌)は寛治を預かり、一緒に暮らすことにする。寛治は明るく、調子よく振る舞っていたが、どこか悲しみを抱えているようだった。千代は寛治に自分の子供のような親しみを感じていた。そんなとき、突然、高城百合子(井川遥)と小暮真治(若葉竜也)が訪ねてきた。驚くことに、二人は結婚して、芝居をできる場所を探しながら、全国を二人で回っていた。そして、大阪から東京へ戻る列車が雪で足止めを食い、やってきたのだという。しかし、しばらくすると、百合子と小暮が特高警察に追われていることがわかる。二人がやろうとしている芝居は、検閲によってできなくなっていた。そのため、二人はソ連に渡ろうとしていたのだった。千代と一平は、百合子と小暮の芝居に対する覚悟を知る。そんなとき、特高警察が千代と一平の家にやってくる。一平は、とっさに百合子と小暮を二階に上げ、押し入れの中に隠す。
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