今回のテーマ「時間があるときの料理」
パプリカの甘みが生むコク
前回はササッとできるレシピを取り上げましたが、今回はその逆です。時間があるときに作ってみたいイタリアの家庭料理をご紹介します。材料、調味料や調理道具も普段お使いのものでOK。ちょうど連休でもありますし、挑戦してみてはいかがでしょう。
塩コショウした鶏肉は、皮目からフライパンに入れて十分に焼き色をつけ、一旦取り出します。鶏のうまみが残ったフライパンで、続けてパプリカを焼いていきます。このパプリカが味のポイント。火を通すことで甘みが増し、鶏料理にコクが出るのです。パプリカが手に入らない場合は、肉厚のピーマンで代用しても構いません。
鶏肉は、切らずにそのままフライパンに戻します。白ワインと白ワインビネガーを加え、ぴったりと閉じることができるフタをして弱火で20分ほど、蒸すような感じで煮ていきます。焦げないように途中何度か様子を見て、水分が減りすぎていたら適宜水を足すようにします。
仕上げにバジルの葉をちぎって加え、サッと混ぜれば完成。材料も作り方も至ってシンプルですが、本格的な味が楽しめますよ。
材料
(2人分)
鶏もも肉 2枚
パプリカ 2個
ニンニク 2片
白ワイン 100㏄
白ワインビネガー 50㏄
バジル 1枝
オリーブ油 大さじ1/2
塩 少々
コショウ 少々
作り方
❶鶏肉に塩、コショウをする。パプリカは2センチ幅の棒状に切る。
❷フライパンにオリーブ油とニンニクを入れて熱し、鶏肉を焼く。きれいに焼き色がついたら取り出す。
❸同じフライパンにパプリカを入れ、塩1つまみ(分量外)を加えてじっくり焼く。
❹③に②を戻し白ワイン、白ワインビネガーを加え、フタをして20分ほどごく弱火で蒸し煮する。途中、様子を見て水分が減りすぎたら水を足す。
❺仕上げにバジルの葉をちぎって加え、サッと混ぜる。(1人前443キロカロリー)
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