下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
連日、これでもかとばかりに報道されているあおり運転問題。でも、傷害容疑で全国指名手配って、異常だろう。しかも被害者が殴られる暴力シーンが、何度も何度もリピートされる。ここまで繰り返す必要があるのか。具合が悪くなる人もいると思う。
第471回(8/8〜8/20発売号より)
1位「小泉進次郎議員 独占入手 極秘交際の目撃証言 『女子アナ合コンに滝クリが!』」(「女性自身」9月3日号)
2位「タモリ 結婚49年の妻は知らない“セレブ美魔女”と週一密会撮」(「女性セブン」8月22・29合併号)
3位「眞子さまショック!! 小室圭さん『奨学金打ち切り』で追加借金『2千万円』の非常事態」(「女性自身」9月3日号)
首相官邸という場所で異例の結婚会見をした小泉進次郎と滝川クリステル。世間をアッと言わせるには十分の大物カップルの誕生に、メディアも湧いたのは周知の通りだ。すでに滝クリを“将来のファーストレディ”と持ち上げ、はしゃぎまくってもいた。
そんな大物カップルをめぐり、「女性自身」が興味深いエピソードを紹介している。会見で「一度も2人で外出したことがない」「外で食事をしたことがない」と語っていた2人だが、それは嘘だったというのだ。
記事によると、すでに2人が交際中の昨年12月、西麻布のレストランで進次郎と滝クリが食事をしていたという。これは2人きりではなく、男女3対3ほどの“合コン”だったというが、しかし「外で食事をしたことがない」という会見での言葉は、真実ではなかったということだ。
もちろん食事のことくらいで、発言の齟齬に目くじらをたてるのはおかしいという見方もあるだろう。でも、進次郎のついた“嘘”はこれだけではない。
進次郎は会見直前、「今日の今日、官房長官に電話して」、菅義偉官房長官と安倍晋三首相に結婚の報告をしたことを明らかにしている。実際、安倍首相は「まったく知らなかったので、大変驚いた」とコメント、菅義偉官房長官も「滝川クリステルさんと、どうして一緒なんだろう」なんて、初めて知ったという趣旨の発言をしている。でも、そんなことは信じがたいという証拠が次々と出てきた。
会見の2日後に発売された「文藝春秋」(文藝春秋)で進次郎と菅官房長官の対談が掲載された。そして対談の司会をしている田崎史郎が、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、2人の結婚について「先週はじめに官邸の方から、どうも進次郎さん結婚するらしいねと。40歳前後の女性で、相手はすでに身ごもっているっていう話はあった」とコメントしているのだ。これらを考えても、菅長官が結婚を知らなかったというのは信じがたい。さらに、菅官房長官と急接近した進次郎には入閣確実視の報道がなされるようになる。
官邸前の異例の会見は安倍政権のためのPRの意味合いもあると指摘される中、サプライズの演出での“嘘”、そして今回「自身」が報じた“食事嘘”を考えると、“絶大なる人気者”“将来確実視される総理大臣”進次郎の実像が見えてくるような気がするのだ。
「息をするように嘘をつく」と称される日本の現首相だが、将来の総理が確実視される進次郎までもがこんな嘘をついた。覚えておきたい重要エピソードかもしれない。
2019-08-20 12:00:00Z
https://www.cyzowoman.com/2019/08/post_246855_1.html
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