テイラー・スウィフトがアルバム『ラヴァー』のプロモーションのため来日中。11月6日に行なわれたファンイベントで、ファンが知りたいアレコレを教えてくれた。(フロントロウ編集部)
ファンイベで語った「6つのこと」
アルバム『ラヴァー』を引っさげて来日したテイラー・スウィフトが、600人限定のファンイベントを都内某所で開催。
「ヒサシブリ」「モリアガッテル?」「オゲンキデスカ」と練習してきた日本語を披露したテイラーは、「日本に戻ってこられてうれしいわ。ダイスキ~!ニホンダイスキ~!ここが大好き。ファンのみんなも優しくて大好き。(日本は)愛おしくてクリエイティブで最高な場所よ!」と、親日家のテイラーらしい言葉を口にした。
さらにテイラーは、今回の来日でどこかに行きましたか?という質問に対して、「ハイ」とわざわざ日本語で返事をし、「シンジュクとシブヤにショッピングイキマシタ」とすべて日本語で答えると、会場から拍手が起こった。
そのほか、一生懸命覚えた日本語をお披露目してファンの心をとろけさせたテイラーは、質疑応答のコーナーで、普段は聞けないテイラーの身の回りのことや、ためになるアドバイスを話した。
ストレスは常に悪いものではない
ストレス解消法はなにかという質問に対して、テイラーは、「残念ながらストレス解消法はなくて。私すぐイライラしちゃうからその分野ではあんまりお助けできないけど…」と言いつつも、「ある段階では、ストレスが役に立つことがあると思う。ストレスが溜まっている時に最高のアイディアが浮かぶ時があるから、人生を抑制されるようなものじゃない限り、ストレスは常に悪いものではないと思っているの」と、心に響く名言を披露。
「ストレス解消ってことであれば、たまに深呼吸をして、 “人生が上手くいかないのは普通のこと”だって自分自身に言い聞かせるの。失敗するのも普通だし、すべてを完璧にこなす人なんていないんだから、そうやって思うことが気持ちを楽にさせている。めちゃくちゃになっても大丈夫、なんとかなるって(笑)それを頭の中でやるのが私のストレス解消法かな」
つらいことの乗り越え方
またつらいことをどうやって乗り越えるのか、という質問に対しては、シンガーソングライターらしく「音楽を書いたり、詩を書いたり、日記を書いたりすることで、つらいことを乗り越えることが多いかな。女友達や母と話すのも好き」と話したテイラー。
「私は思ったことを吐き出さないと前に進めないタイプだから、みんな違うからいろんな方法で物事を乗り越えると思うけど、私の場合はエンドレスに言葉が出るの。いろんな形で(笑)」と、自身の経験を明かした。
ベンジャミンが巨大化
楽曲「ME!」のMVで登場した子猫で、この撮影からテイラーが新たな家族として迎え入れた子猫のベンジャミン・バトンは、現在、お姉さん猫のメレディスとオリヴィアと一緒にすくすくと成長中。
なんでも、愛猫家のテイラーでさえも新しい経験をさせるというベンジャミンについて質問されると「素晴らしい質問ね」と答え、ベンジャミンの性格について熱く語った。
「猫カフェといえば、3匹も飼うといつでもどこでも猫がいるから家が猫カフェ状態ね。ベンジャミンは本当に大きいの。巨大な猫になっちゃって今はお姉ちゃんより2倍も大きいのよ(笑)。そして子犬みたいについてくるし、家の向こう側から呼んでもちゃんと来てくれるし、モノを投げたら持ってきてくれるの。こんなことなかったから新鮮。愛らしくて素晴らしい猫だけど、お姉ちゃんたちにとってはうざったい弟みたいなところもあるみたい。でも最初よりはだいぶ平和になったわ。今はじゃれ合うけど、昔は『これから大丈夫だよね?』って心配したほどだった。今はハッピーな猫の家族よ」
「ベンジャミンとは『ME!』のMVの撮影現場で出会ったのだけれど、彼を抱いた時に今まで抱っこしたどの猫より、ゴロゴロと喉を鳴らしていたの。本当に新鮮。こんなこと今までなかった(笑)」
“どうしようもないくらいロマンチック”なアルバム
テイラーにとって通算7枚目のアルバムになった『ラヴァー』は、テイラーのキャリアにとって新たな一歩を踏み出した作品。
テイラーは2018年末に、デビューから2017年のアルバム『レピュテーション』まで所属していたレーベルから、リパブリック・レコーズ(ユニバーサル・ミュージック・グループの傘下)と新たに契約を結んだ。アルバム『ラヴァー』は、この新たなレーベルからリリースされた初めてのアルバムになる。
そんな背景があることから、アルバム制作で新たな取り組みをしたかという質問にはこう回答。
「ニューアルバム『ラヴァー』は、1人で書いた曲もあって、サウンドに関して自分に制限をかけなかった。このアルバムのサウンドが楽曲によって違うかんじにしたくて、それでも1つにまとまったのがよかった。それにこのアルバムが初めてどうしようもないくらいロマンチックに仕上がった作品だと思っているし、それがまた好きなところ。アルバムづくりがすごく“自由”で経験を活かせるように感じた。『こういうアルバムを作れ』って言われる“影響”を受けなかったから、私が好きな音楽を作って、最終的には今までで一番気に入っているアルバムになったんじゃないかな」
お気に入りソングは毎日違う
そんなアルバムを誇りに思っているテイラーは、お気に入りの楽曲を選ぶと、ファンにも“こうやって聴いてほしい”と思う希望を明かした。
「一番のお気に入りは「ラヴァー」かな。この曲をすごく誇りに思っているの。そして今は結婚式でこの曲に合わせて踊ってくれる人たちの動画をネットで見ると本当に幸せな気持ちになる。だから個人的にはこの曲が気に入っているけど、毎日違う曲がお気に入りになるの。アルバムのことを本当に誇りに思っているから、時には「ミス・アメリカーナ&ザ・ハートブレイク・プリンス」が、「コーネリア・ストリート」が、「アイ・シンク・ヒー・ノウズ」が、そして時には「デス・バイ・ア・サウザンド・カット」が、「クルーエル・サマー」が、「ザ・マン」が好きになる。本当にアルバムの完成形に満足しているから、日によって好きな曲が変わるの。それが良いことだと思っているから、みんなにもそう思ってもらえたら夢のようだわ」
思い入れのある曲
最後の質問となった時には、ラッキーなファンがステージに登壇して直接テイラーに質問。
テイラーを目の前にして号泣してしまったファンに対して優しくハグをしたテイラーは、思い入れのある曲に、「ワオ・えっと…、思い入れのある曲はいっぱいあるけど、子供の頃の友情と大人になって恋をする気持ちを思い出させてくれるのは「イッツ・ナイス・トゥ・ハヴ・ア・フレンド」かな。「コーネリア・ストリート」は一番心に刺さる曲よ」と回答。
その後、選ばれたファンの女性に「質問してくれてありがとうね」と丁寧にお礼をした。
さらに最後は、テイラーの粋な計らいで会場にいる全員と写真を撮ることに。写真に納まるためにテイラー自身がステージを降りて観客席に近づくと、会場からどよめきが。写真を撮り終わったテイラーは、端から端まで歩いてファンサービスをして、その場を後にした。
イベント中は、終始ファン目線に立って接していたテイラーは、ファンに対して「私の楽曲を好きでいてくれてありがとう。会場にいるみんなが、目の周りにハートマークを描いてくれたり、ポスターや私の顔のスマホカバーを持ってくれたりして、サポートしてくれて本当にありがたく思っているし、今日集まってくれてありがとう」と、繰り返しファンに感謝の気持ちを述べていた。(フロントロウ編集部)
2019-11-07 07:55:04Z
https://front-row.jp/_ct/17316708
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