こんにちは! 元イタリアン料理人、現役専業主夫料理人パパイズムです。
今回ご紹介するのは、時間もない、具材にする材料もない、そんな時にパッと作って食べていただきたいパスタレシピ。
ソースの作り方は、これまで僕が『メシ通』でご紹介してきたレシピで一番といっていいくらい簡単かもしれません! バターとチューブにんにく、パスタの茹で汁、焼き海苔を合わせて、しょうゆを入れるだけなんです。
海苔は手でちぎって入れますし、にんにくはチューブ入りのものを使うので包丁の出番はなし。とっても簡単にできますので、ぜひ試してみてください。
パパイズムの「焼き海苔とにんにくのパスタ」
【材料】(1人分)
- スパゲッティ(1.6~1.7mmがおすすめ) 100g
- 水(茹で用) 1.3L
- 塩 13g(茹で用)
- オリーブオイル 大さじ1
- おろしにんにく チューブ6cm程度
- バター 10g
- 焼き海苔 5g(今回はおにぎり用の7×19cmくらいのものを5枚)
- 和風だし(顆粒) 小さじ1
- しょうゆ 大さじ1
- 刻みねぎ 適量
作り方
1. スパゲッティを茹でます。鍋や大きめのフライパン(今回は26cmのフライパン使用)に水と塩を入れて沸かします。沸騰したらスパゲッティを入れ、目安としてパッケージに書いてある時間のマイナス1分茹でて、コシのあるアルデンテ食感に仕上げます。
パスタを茹でる際のお湯は少なく見えますが、このくらいの方がパスタに含まれるでんぷんが茹で汁に溶け出しやすく、ソースを作る際に乳化を促しやすくなります。
2. スパゲッティを茹でている隣でソースを作ります。フライパンにオリーブオイル、おろしにんにく、バターを入れて弱火にかけ、
バターを溶かします。
3. バターが溶けたら中火にして、スパゲッティの茹で汁(スパゲッティを4分以上茹でた後のでんぷんがしっかり溶け出した状態がおすすめ)をソースに180mlほど、3回くらいに分けて入れてはゴムベラなどで混ぜ、入れては混ぜを繰り返し、
混ぜ合わせながらソースを煮詰めて乳化させます。
焼き海苔がソースの水分を吸い込むので、いつもの僕のレシピより入れる茹で汁は多めにしています。その分、一度に入れると分離しやすいため数回に分けて入れます。
4. ソースが写真のように白く濁り、とろみがついてきたら、
弱火にして、焼き海苔をひと口大にちぎってソースに入れます。
5. 焼き海苔がソースを吸ってしんなりしたら、和風だしを入れてよく混ぜてソースは完成です。火を止めて、スパゲッティの茹で上がりを待ちます。
6. スパゲッティが茹で上がる直前に、5のソースを中火で温め直し、フツフツとしてきたら火を止めます。スパゲッティが茹で上がったら、トングなどでつかんでソースの入ったフライパンに移します。
7. 仕上げにしょうゆを回し入れ、
全体を手早く混ぜ合わせます。
味付けと風味付け、コク出しでしょうゆを入れます。
8. 器に盛りつけ、刻みねぎをトッピングします。
こんなに簡単で、こんなに美味しいとは!
具材は焼き海苔しか入っていませんが、バターとにんにく、しょうゆと和風だしの風味をしっかり感じるソースで物足りなさはありません。トッピングのねぎも大切。シャキシャキ食感とみずみずしさが全体の調和を取ってくれますよ。
食べてみるとわかると思いますが、このパスタ、まるでラーメンみたいな味なんです。海苔とバター、ねぎをトッピングした素朴なしょうゆラーメンという感じでしょうか。
ということで、味変はこしょうをかけるのがおすすめ! 僕もたっぷりかけていただきましたが、最高に美味しくて震えましたよ。他にもおろしにんにくを足したり、一味唐辛子をふったり、ふだんラーメンにトッピングしているものでいろいろ味変してみてください。
あっという間にできて目からウロコの美味しさですので、一度作ってみてください。
ラーメンみたいな味わいのパスタの次は、餃子っぽい味のパスタもぜひ!
作った人:パパイズム
3児の父として、日々家事育児に奮闘する主夫兼料理研究家。イタリアナポリピッツァの職人として10年間働いたのち、現在はプロの料理人としての経験を活かし、企業・飲食向けの商品開発や、「節約しながら家で簡単に作れるプロの味」をブログやInstagramで発表中。好きな食べものはいぶりがっこ。
企画協力:レシピブログ
テレビや雑誌で活躍する人気料理家やフーディスト・17,000名が参加する料理ブログのポータルサイト。毎日のおかずやお弁当、お菓子など120万件のレシピを無料で検索できる。
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