(CNN)国際テロ組織アルカイダのナンバー2とされるエジプト人幹部が今年8月、イランの首都テヘラン市内で殺害されたとの見方が強まっている。
死亡したとされるのはアルカイダ創設時からのメンバー、アブ・ムハンマド・マスリ被告(57)とその娘(27)。
テヘランでは8月7日に銃撃事件が発生し、車の中から男女の遺体が見つかった。イランの政府系通信社はその直後、レバノン人の学者と娘が殺害されたと伝えていた。
だが先月中旬にツイッターで、死亡したのはレバノン人でなく、マスリ被告らだったとの情報が浮上。その半月後にはアフガニスタンの通信社も、マスリ被告がテヘランで殺害されたと伝えた。
イラン当局は沈黙を守っていたが、対テロ当局の高官は13日、CNNに対し、マスリ被告は「恐らく死亡している」と述べた。
米紙ニューヨーク・タイムズは匿名の当局者らの話として、マスリ被告と娘はイスラエル工作員に殺害されたと伝えた。
イスラエル首相府はこの報道についてのコメントを拒否した。イラン外務省の報道官は声明で、米国とイスラエルが「うそを広めている」と反発を示した。
マスリ被告の本名はアブドラ・アフメド・アブドラ。銃撃事件からちょうど22年前の1998年8月7日にケニアとタンザニアで起きた米大使館爆破事件を計画した中心人物とされる。
米同時多発テロ事件の後イランへ渡り、同国で2015年まで拘束されていた。娘は2005年ごろ、アルカイダ指導者だったオサマ・ビンラディン容疑者の息子ハムザ容疑者と結婚していた。
アルカイダの現指導者ザワヒリ容疑者は健康状態の悪化が伝えられ、後継者としてマスリ被告の名前が挙がっていた。
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