宮崎県綾町は野菜の生産が盛ん!農薬や化学肥料をできる限り使わない「自然生態系農業」を掲げ、SDGsという言葉が登場するずっと前から環境に配慮した農業を行っています。そんな町の野菜の魅力を次の世代を担う子どもたちに伝え、町の野菜の持つ“価値”を感じてもらおうというレシピコンテストが開かれました。 アナウンサー 内藤雄介
今年で3回目となるレシピコンテスト。12月3日、綾ユネスコエコパークセンターの調理室で2次審査が行われました。綾町内の小中学校から応募があった中から、1次を通過した3人が、母親と一緒に調理を行いました。
小学3年生の今西美波(いまにし・みなみ)さんが作っているのは、綾町の野菜をたっぷり使ったギョーザ。具材には、ブロッコリー・ニンジン・小松菜・ネギ・ショウガ・エリンギなどが入っているそうです。包むのもとっても上手でした。
小学2年生の田上夏帆(たのうえ・かほ)さんが作っているのはスープカレー。実は中学1年生の兄・大翔(はると)さんが応募したメニューなんだとか。この日は土曜日で大翔さんが学校で来られず、代わりに妹が奮闘。玉ねぎのみじん切りも、味見も頑張っていました!
小学6年生の海野加奈(うみの・かな)さん。鶏ひき肉を大葉で包んでいました。レシピのきっかけは家庭菜園で作ったトマトだったそうで、このあと、焼いた鶏ひき肉にかけるための「フレッシュトマトのソース」を作っていました。
完成品はこちら。どれも力作です!最優秀賞に選ばれたのは、ギョーザでした!
盛り付けも素敵ですね。綾町は「工芸の町」でもあり、この日使った食器は全て、綾町在住の陶芸家が作ったものでした。「野菜」と「陶器」。特産品コラボですね!
今回のレシピは、綾町の飲食店や学校給食でも出される予定だということです。
主催者の一人、綾町できゅうりやトマトを作っている中島博文(なかしま・ひろふみ)さんは、「子どもたちに綾町の野菜の持つ魅力を知ってほしい」と話します。
世界的に原材料や資材が高騰するなか、野菜の生産コストも上昇しています。特に、綾町が目指している有機農業や、農薬などをできるだけ使わない農業は、病虫害などの影響で収量が大きく減ってしまう恐れもあり、収入が安定しないことが農家の悩みの一つになっています。今回のような取り組みを通じて、手間暇かけて作る野菜の良さを多くの人に知ってもらい、その価値を高めていくことが、農家の生活や日本の食料を守っていく上で大切だと感じました。
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