Tuesday, September 15, 2020

黒人女性遺族に12億円 警官が射殺、和解金―米ルイビル市 - 時事通信ニュース

2020年09月16日11時40分

米警官に射殺された黒人女性の似顔絵を掲げ「ブリオナに正義を」と訴える反人種差別デモ=6月19日、ニューヨーク(AFP時事)

米警官に射殺された黒人女性の似顔絵を掲げ「ブリオナに正義を」と訴える反人種差別デモ=6月19日、ニューヨーク(AFP時事)

  • 米警官に射殺された黒人女性の救命士ブリオナ・テイラーさんの名前が書かれたマスクを着けるテニスの大坂なおみ選手=8月31日、ニューヨーク(EPA時事)

 【ニューヨーク時事】米ケンタッキー州ルイビルで3月、就寝中だった黒人女性の救命士ブリオナ・テイラーさん=当時(26)=が警官に射殺された事件で、ルイビル市は15日、市が遺族に1200万ドル(約12億6500万円)を支払い、市警が再発防止に取り組むことで和解したと発表した。遺族の弁護士は、警官の「不当行為」で死亡した黒人女性に対する和解金としては過去最大級と述べている。

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 米メディアによると、警官の黒人に対する実力行使をめぐる訴訟はこれまで長期化する傾向があったが、警官の暴力に抗議するデモが全米で広がる中、今回は比較的早期に和解に至った。
 記者会見したルイビルのフィッシャー市長はテイラーさんの死亡に対し「深くおわびする」と謝罪。関わった警官に対する捜査は続いており、テイラーさんの母親は「ブリオナに対する完全な正義に向けた始まりにすぎない」と述べ、警官の刑事訴追を求めた。

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