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【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】米大統領選混乱で中国暴発の危機 緊迫する台湾海峡、日本の安全保障にも直結 (1/2ページ)
米大統領選の投開票(11月3日)まで1週間あまり。22日夜(日本時間23日午前)には、共和党候補のドナルド・トランプ大統領と、民主党候補のジョー・バイデン前副大統領による、最後のテレビ討論会が行われました。
日本では、CNNの数字などを挙げて「バイデン氏勝利」と報じるメディアが多かったようですが、「トランプ氏勝利」という米メディアもあり、結局、決め手に欠けたということでしょう。
以前、このコラムで書いた通り、日本から米大統領選を見るにあたっては、「どちらが、わが国にとっていいのか」「アジア太平洋地域の安全に資するのか」を見極め、一喜一憂しないように備えるべきだと思います。
特に今回は、郵便投票や期日前投票が格段に多く、その締め切りが州によってバラバラなため、投開票日に結果が出ないのではないかと危惧されています。
すでに、「郵便投票の一部が破棄された」とか、「勝手に私設投票箱が置かれて、当局が『公正さを担保できない』と撤去を命じた」とか、心配なニュースが報じられています。負けた陣営が訴訟に持ち込めば、さらに時間がかかる恐れもあります。その間、米国が正統性のある意思決定者を欠くかたちで、暫定的な政権運営が行われないとも限りません。
その上で、意識しておかなければならないリスクがあります。
アジア太平洋地域においては、何といっても中国の動向です。夕刊フジ紙上でも大きく取り上げられていた習近平国家主席の「強敵に打ち勝つ」といった“ケンカ腰”発言の連発や、相次ぐ台湾の防空識別圏への軍用機や無人機の侵入は、米大統領選の混乱を見越しての言動といえます。
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