Sunday, November 6, 2022

新規事業で料理レシピアプリ 工場担当者らがゼロから開発 - ITpro

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サッポロホールディングスは料理レシピを提供するアプリを開発した。食品メーカーなど約30社の協力を得て約2万件のレシピを提供する。工場や知財の担当者が提案し、試行錯誤を経て正式版アプリを出した。

図 サッポログループが手掛ける食材の例と、スマホアプリ「うちれぴ」の機能例

図 サッポログループが手掛ける食材の例と、スマホアプリ「うちれぴ」の機能例

料理のレシピを選び、献立について家族と語れる(写真・画像提供:ポッカサッポロフード&ビバレッジ、神州一味噌、ヤスマ(以上、商品写真)、サッポロホールディングス(うちれぴの画面))

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 サッポロホールディングスは2022年7月、一般消費者を対象にしたスマートフォン向けアプリ「うちれぴ」の正式版をリリースした。食の領域におけるDX(デジタル変革)とも言えるフードテックサービスの構築を目指して、スマホアプリ開発などを手掛けるフラーと共同開発した。

 うちれぴは、料理をする人向けの機能と家族全員向け機能を備える。前者は、料理のレシピの提案を受けながら献立を検討できる機能、後者は家族の間で、一緒に食べる夕食の献立についてチャットでやり取りしたり、食べた感想を共有したりするコミュニケーション機能「ごはんトーク」などだ。

 正式版のダウンロード数は、提供を始めて3カ月後で約1万8000と、滑り出しは順調だ。食材の購入から調理まで、家庭で料理をする人の一連の体験を支援することを目指し、他社との協業・連携も推進。レシピは約30社の協力を得て約2万件を掲載した。ポッカサッポロフード&ビバレッジをはじめとするグループ会社のほか、外部の食品メーカーなどからも提供を受けた。シャープの調理家電と連携し、うちれぴで選んだレシピをユーザーが料理中に調理家電で確認できる機能もある。

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